カローラツーリングのお預かり。
アンプ内蔵プロセッサーの取付のご依頼です。
写真を撮り忘れましたが、スピーカーはパイオニアのTS-C1730に交換済みでした。
あまりこのパターンで聴いてみることが少ないので、作業前に一通り聴きこんでみた。
正直な感想は「意外と素直に鳴るんだなぁ」といった感じ。
このトヨタのディスプレイオーディオ搭載車・・・・・・・
スピーカー交換だけで聴いたことがあるのは確か2台のみ。
確かご自身で交換されて、音に納得がいかずに相談にみえたように憶えています。
当時まだ入庫したことが無くて、一部位相逆転されているとかいうのを知らないときだったんで、「右のミッドレンジの+-つなぎ間違っておられませんか」と今考えれば間違ったご指摘をしてしまっていましたね(汗)
思い返してみればおそらくスロープが6db/OCTのインラインコンデンサー仕様のツィーターとフィルター無しのミッドレンジの組み合わせだったような気がします。
「いやぁ、コネクターなんで間違えようが無いんですけど・・・・・・純正の方がよかったように思います」とかおっしゃってましたね。
とにかく3ヵ所ぐらいからヴォーカルが聞こえてきて、顔の向きを変えるたびにいろんなところに移動して、気持ち悪さ全開だったんですよね。
その後は全てプロサッサーとセットでスピーカー交換のパターンだったのですが、今回ちょっと考えが変わった。
パイオニアのCシリーズのスピーカーはおそらくハイパス12db ローパス6dbなのかな(間違ってたらすみません)
聴いた感じクロスポイントはそんなに高くないですね。
もちろん位相があった音には程遠いのですが、純正に比べてたら確かによくなってる。
アルミ配線のコネクターは使わずに配線加工での取付が施してあったんで、間違いがないか確認の意味もあってドアもばらしてみる。
特に代わり映えのない一般的なデッドニング・・・・・・・・・ばらしたついでに定在波の処理もしておいた。
今では慣れた車なんで、淡々と配線工事をこなし、前回手がけた同車種の同じパターンのセッティングを呼び出して、しばらく鳴らしてから追い込んでいった。
珍しく納車時にオーナーさんに色々と質問(^^;)
私:「なぜスピーカーの交換をされたお店じゃなくて、今回当店を選ばれたんですか?」
オーナーさん:「そのお店のオーナーさんはオーディオ専門じゃなくて、プロセッサーはイマイチ苦手とおっしゃったんで」
私:「正直最初にスピーカー交換されてどんなふうに思われました?」
オーナーさん;「純正に比べて格段に良くなったように感じましたよ。エージングって聞いたときには意味が解らなかったんですが、毎日かなりの時間を乗ってるんで、みるみる音が変わっていくのもわかりました。でも今回の音は別格です!全く違う車で違う音源を聞いてるかのようです♪」